【問題1】
裁判官の仕事は、争っている者に対してどちらが正しいかを示すことである。しかし、単にどちらかを勝たせればいいというわけではない。示す判断は、客観的な事実関係に基づいていなくてはいけない。争っている本人たちだけでなく、本人以外の第三者も納得する判断が求められる。争っている者たちは主観的な意見や生の要求をぶつけあうかもしれないが、まず冷静に「主観的な意見」と「客観的な事実」とを区別することから始める必要があるのだ。
【問1】区別することから始めるのはだれか。
1.裁判官 |
2.争っている者たち |
3.判断を求める人 |
4.本人以外の第三者 |
【問題2】
「NO!」と言える労働者になるためには、まずは自分たちの働き方のなかに「法律違反」があるかを知り、その救済手段を知ることが第一です。今の50代、60代は会社に守られて生きてきた「知らなくて済んだ世代」ですが、今の若者たちは自分たちで生活を守らなければならない「知らざるを得ない世代」。働くことで生活が成り立ち、将来が保障され、人生設計ができるということは、前提にはならない時代を生きています。
(湯浅誠『「NO!」と言えるビジネスマンが社会を変える』AERA Biz 2010.10.10号 朝日新聞出版)
【問2】「知らざるを得ない世代」とあるが、何を知らざるを得ないのか。
1.自分たちが本当は貧しいのだ、ということ |
2.「NO!」と言える労働者になれないのだ、ということ |
3.人生設計をするとき、何をすべきか |
4.仕事の一部に違法性があったとき、どうすればいいか |
【答え】
【問1】
1.裁判官
【問2】
4.仕事の一部に違法性があったとき、どうすればいいか