【問題1】問いに対する答えとして最もよいものを一つ選びなさい。
人に何かを聞かれたとき、ついつい使ってしまうのが「あ、それでいいですよ」という言葉。ベストではないが断るほどでもない、といったニュアンスだろう。
たとえば、帰宅して妻に「夕飯、カレーなんだけど」と言われた夫が、「ランチもカレーだったのにな」と思いながらも「ああ、それでいいよ」と答えてしまう、という感じだ。本音では「カレーが二回続くのはイヤだな」と思いながらもそれを口にしないやさしさも、そこには込められている。
しかし、「それでいいよ」と言われたほうは、そこに混じっている気配りややさしさにはなかなかか気づかない。
【問1】なかなか気づかないのはだれか。
1. カレーでいいかどうかが聞かれた人 |
2. カレーでいいかどうかが聞いた人 |
3. カレーでいいと答える人 |
4. カレーはイヤだと思う人 |
【問題2】問いに対する答えとして最もよいものを一つ選びなさい。
学校でも会社でも、「計算は速く正確にやれ」「厳密な答えを出せ」とばかり言われる。そうして、みんな頭がくたびれて、いつしか数がキライになっていく。「それはあまりにモッタイナイことだ」と筆者は思うのである。
数に強くなると、いろいろ面白くて、実になることが多くなる。たとえば、いつも的確に判断できるようになるとか、物事を考えたとおりに動かせるようになる。そんなことを繰り返していると、とても自信がつく。そして、もっとある。人が褒めそやしてくれるのである。だから、イイ気になれる。(注1)
そういう人は、脇から見ていると、妙に自信あり気で、立派な感じに見える。読者の皆さんのまわりにも、必ず一人はそういう人がいるはずである。
注1)イイ気になる:良い気持ちになる
【問2】もっとあるとあるが、何がもっとあるのか。
1. 数がキライになる理由 |
2. イイ気になれること |
3. 的確に判断できるようになること |
4. 面白くて実になること |
【答え】
【問1】
2. カレーでいいかどうかが聞いた人
【問2】
4. 面白くて実になること