【練習3】言い換え・ほかの言葉で言い換える①

【問題1】問いに対する答えとして最もよいものを一つ選びなさい。

  わたしはふつう、視野しやに入っているものはみんな見ている、と思いやすいのですが、視野に入っていても注意していなければ見えないものです。普段でもそうです、自分が足を怪我けがすると、町の中には足を怪我した人が思いのほかに多いことに気がつきます。よく若者わかものが電車に乗って老人に席をゆずらないといいますが、あれは老人は網膜もうまくの上には映っていても、意識のアンテナが働いていないのだと思います。若者には同世代せだいの若者がよく目についたのは、自分の経験からも分かります。

【問1】この文章の内容として最も適切なものはどれか。

1. 若者が老人に席をゆずらないのは、老人が視野しやに入っていないからである。
2. 若者は同世代せだいの若者に対してだけ意識のアンテナを働かせているのである。
3. 目に入ったものでも、意識を働かせていないと、実は見えていないのである。
4. 我々われわれは、何に対しても、意識のアンテナをよく働かせなければならない。

【問題2】問いに対する答えとして最もよいものを一つ選びなさい。

 ニュースの価値かち情報じょうほうを決めるのは、客観的きゃっかんてき基準きじゅんやデータだけではなく、たまたまそのニュースを担当たんとうした人の感情かんじょうきらいが大きく働いている。この「感情かんじょうや好き嫌い」は、「主観しゅかん」と言い換えることもできる。客観きゃっかんの反対。つまりテレビのニュースや新聞の記事は、何を報道ほうどうするかしないか、何をニュースにするかしないかを決めるその段階だんかいで、もう客観的きゃっかんてきなどというレベルではない。

【問2】この文章で筆者が最も言いたいことは何か。

1. ニュースは、その内容を選択する時点から報道ほうどうする側の主観しゅかんが入っている。
2. ニュースの価値は、それが客観的きゃっかんてきであるかどうかによって決まる。
3. ニュースの担当者たんとうしゃは、自分の感情かんじょうや好き嫌いに気をつけるべきだ。
4. ニュースは、客観的な基準きじゅんを気にせず、主観的に報道すればよい。




 

 

 

【答え】

【問1】3. 目に入ったものでも、意識を働かせていないと、実は見えていないのである。

【問2】1. ニュースは、その内容を選択する時点から報道する側の主観が入っている。

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