【練習9】蚊に刺されたときの人間の体のしくみ

 夏になると、蚊に刺されてかゆい思いをする人が多い。では、なぜ蚊に刺されるとかゆくなるのだろうか。

 蚊は人の皮膚を刺すとき、血を吸いやすくするために「唾液だえき」を体の中に注入する。この唾液には、血が固まらないようにする成分が含まれている。しかし、人間の体はこの唾液を「異物」として認識し、体を守るために免疫反応を起こすのだ。

 この免疫反応によって、ヒスタミンという物質が放出され、それがかゆみや赤みの原因となる。つまり、かゆみは蚊の唾液そのものではなく、それに対する人間の体の反応なのだ。

 かゆくても強くかいてしまうと、皮膚が傷ついてさらに炎症がひどくなることがある。したがって、かゆみを感じたときは、冷やしたり、かゆみ止めを使ったりするのがよいとされている。

【問題1】

なぜ蚊に刺されるとかゆくなるのか。

A. 血が固まるから
B. 唾液がかゆみの成分だから
C. 免疫反応によってかゆみが起きるから
D. ヒスタミンを飲み込むから

【問題2】

かゆいときに強くかいてしまうと、どうなる可能性があるか。

A. 血が止まらなくなる
B. 皮膚が強くなる
C. 唾液がなくなる
D. 炎症がひどくなる

 

 

【答え】

【問題1】

C. 免疫反応によってかゆみが起きるから

【問題2】

D. 炎症がひどくなる

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