【課3話】飲食店で注文する

1. 会話の準備 レストランで注文したことがありますか。その時、何と言いましたか。 おすすめ料理を聞くとき、どう聞きましたか。 2. 会話 場面:ミーさんとアンさんは、昼休みに和食のレストランに来ました。 店員 ご注文、お決まりですか? ミー あの、今日のおすすめは何ですか? 店員 そうですね……よく出るのは、焼き魚定食ていしょくです。 ミー じゃあ、それをください。ご飯は少すくなめにできますか? 店員 はい、焼き魚定食ていしょく、ご飯少すくなめですね。 ミー はい、お願いします。 アン 私は魚が苦手なんですが……肉料理はありますか。 店員 ありますよ。唐揚からあげげ定食ていしょくはいかがでしょうか? アン それにします。あと、味噌汁みそしるを抜いてもらえますか? 店員 かしこまりました。唐揚からあげげ定食、味噌汁みそしるなしですね? アン はい。 店員 ご飯の量は、どうなさいますか。 アン 普通でお願いします。それと、ホットウーロン茶もください。 店員 お食事と一緒にお持ちしますか? アン はい、お願いします。 店員 それでは、焼き魚定食ていしょく ご飯少なめ、唐揚からあげげ定食 味噌汁みそしるなし ご飯普通、ホットウーロン茶をお食事と一緒に。以上でよろしいですか。 ミー・アン はい。 3. ロールプレイ Aさんはお客さんでレストランに入り、昼ごはんを注文してください。 Bさんは店員で、おすすめの料理を紹介し、お客さんの希望に対応してください。 語彙リスト TỪ VỰNG ふりがな ÂM HÁN VIỆT Ý NGHĨA 決まる きまる QUYẾT Quyết định 今日のおすすめ きょうのおすすめ KIM, NHẬT, – Món gợi ý hôm nay 焼き魚 やきざかな THIÊU, NGƯ Cá nướng 定食 ていしょく ĐỊNH, THỰC Suất ăn (set meal) 少なめ すくなめ THIỂU Ít hơn bình thường 苦手 にがて KHỔ, THỦ Dở, không thích, kỵ (ăn/giỏi) 肉料理 にくりょうり NHỤC, LIỆU, LÍ Món thịt 唐揚げ からあげ ĐƯỜNG, DƯƠNG Gà chiên (kiểu Nhật)

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【課4話】旅行の計画を話し合う

1. 会話の準備 日本の観光地で知っているところがありますか。 日本で旅行をしたことがありますか。そこで何をしましたか。 2. 会話 場面:ナムさんとハイさんは友だちです。2人は、来週いっしょに旅行に行くために、行き先を相談しています。 ナム 行いき先さきはどこにしますか。 アイン 僕のおすすめは京都きょうとですが、どうですか。 ナム 京都きょうとですか。よく名前は聞いています。どんなところですか。 アイン 京都きょうとは、古いお寺や神社がたくさんあって、とても歴史れきしのある、美しい町ですよ。 ナム そうですか。京都で何をしますか。 アイン そうですね。金閣寺きんかくじとか、有名なお寺を見て回るのは楽しいと思います。それから、抹茶まっちゃを飲んだり、和菓子わがしを食べたりするのもいい経験になりますよ。 ナム お寺巡りてらめぐり、抹茶まっちゃ、和菓子わがしですか。いいですね。どうやって行きますか。 アイン ここからだと、バスが安くて便利だって先輩が言ってました。 ナム そうですか。じゃ、バスにしましょう。 アイン 決まりですね。じゃ、そうしましょう。 3. ロールプレイ  今度友だちと旅行に行きます。  AはBに行き先、すること(できること)、行き方などをBに聞いてください。  Bは行き先、すること(できること)、行き方を決めてから会話を始めましょう。 語彙リスト TỪ VỰNG ふりがな ÂM HÁN VIỆT Ý NGHĨA 行き先 いきさき HÀNH, TIÊN Điểm đến 神社 じんじゃ THẦN, XÃ Đền thờ Thần đạo 歴史 れきし LỊCH, SỬ Lịch sử 美しい うつくしい MĨ Đẹp 金閣寺 きんかくじ KIM, CÁC, TỰ Chùa Vàng (Kyoto) 抹茶 まっちゃ MẠT, TRÀ Trà xanh (matcha) 和菓子 わがし HÒA, QUẢ Bánh kẹo Nhật truyền thống お寺巡り おてらめぐり TỰ, TUẦN Tham quan nhiều chùa 経験 けいけん KINH, NGHIỆM Trải nghiệm 先輩 せんぱい TIÊN, BỐI Đàn anh, người đi trước 決まり きまり QUYẾT Quyết định, xong rồi

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【課2話】飲食店を予約する

1. 会話の準備 電話でレストランや居酒屋いざかやを予約したことがありますか。 予約するとき、何を聞かれましたか。 2. 会話 場面:ホアさんが居酒屋いざかやに電話をして、予約をしています。 店員 はい、こちら「にぎやか居酒屋いざかや」です。 ホア すみません、あのう、予約をお願いしたいんですが。 店員 ご予約ですね。はい、ありがとうございます。何名様で、いつのご予約でしょうか。 ホア ええと、来週の金曜日、23日で、8人です。 店員 来週の金曜日、23日で8名様ですね。時間は何時ごろがよろしいでしょうか。 ホア 7時は大丈夫ですか。 店員 7時ですね。かしこまりました。コース料理はいかがですか。 ホア コース料理でお願いします。飲み放題もつけられますか。 店員 はい、飲み放題付きの「にぎやかコース」がございます。2時間の飲み放題で、お一人様3,500円です。 ホア 3,500円ですね。じゃあ、それでお願いします。 店員 ありがとうございます。アレルギーなど、何か食べられないものはありますか。 ホア あっ、ニンニクがだめな人がいるんで、ニンニク抜きでお願いできますか。 店員 かしこまりました。ニンニク抜きですね。お名前と電話番号をお願いします。 ホア はい。名前はグエン・アイン・ホアです。電話番号は080-XXXX-XXXXです。 店員 ありがとうございます。では、確認いたします。来週金曜日23日の午後7時、8名様、「にぎやかコース」飲み放題付きで、グエン・アイン・ホア様、電話番号080-XXXX-XXXX、お間違いないでしょうか。 ホア はい。 店員 ありがとうございます。それでは、当日お待ちしております。 3. ロールプレイ Aは店員で、予約内容を聞きながら、メモを取りましょう。また、料理の紹介などをして、最後に確認してください。 Bは日時、人数などを決めてから、電話で予約をしてください。 語彙リスト TỪ VỰNG ふりがな ÂM HÁN VIỆT Ý NGHĨA 居酒屋 いざかや CƯ, TỬU, ỐC Quán rượu kiểu Nhật 予約 よやく DỰ, ƯỚC Đặt trước, đặt chỗ 何名様 なんめいさま HÀ, DANH, DẠNG Bao nhiêu người (lịch sự) コース料理 コースりょうり – , LIỆU, LÍ Thực đơn theo suất/đặt sẵn (course menu) 飲み放題 のみほうだい ẨM, PHÓNG, ĐỀ Uống không giới hạn (all you can drink) お一人様 おひとりさま NHẤT, NHÂN, DẠNG Một người (cách nói kính trọng) アレルギー アレルギー – Dị ứng 抜き ぬき BẠT Bỏ, không cho vào (ví dụ: ニンニク抜き = không có tỏi) 確認 かくにん XÁC, NHẬN Xác nhận, kiểm tra lại 当日 とうじつ ĐƯƠNG, NHẬT Ngày hôm đó, đúng ngày hẹn

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【課1話】自己紹介

1. 会話の準備 はじめて職場であいさつしたとき、どんなことを言いましたか? 2. 会話 場面:日本の会社で働くことになった人が、みんなの前で自己紹介しています。 フォン みなさん、はじめまして。 本日より、こちらの部署ぶしょで働かせていただくことになりました。 グエン・ティ・フオンと申します。 フオンと呼んでください。フオンは「香り」という意味です。 ベトナムのハノイという町から来ました。 日本へは、先週、来たばかりです。 ベトナムの大学で2年間、日本語学科で勉強しました。 これから、皆さんと一緒に働くことを大変楽しみにしています。早く仕事に慣れて、一日も早く会社の力になれるように、一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。 会社の人 あのう、ベトナムでは、どんな仕事をしていましたか? フォン IT企業きぎょうでシステム開発かいはつの仕事をしていました。 会社の人 趣味は何ですか? フォン 趣味? えっと、映画を見ることです。 日本の映画が好きです。特に、ジブリの作品が好きです。 3. ロールプレイ 日本の会社で自己紹介する設定せっていで、話しましょう。 語彙リスト TỪ VỰNG ふりがな ÂM HÁN VIỆT Ý NGHĨA 部署 ぶしょ BỘ, THỰ Phòng ban, bộ phận (trong công ty) 香り かおり HƯƠNG Hương thơm, mùi hương 学科 がっか HỌC, KHOA Ngành học, khoa chuyên môn 慣れる なれる QUÁN Quen, thích nghi 企業 きぎょう XÍ, NGHIỆP Doanh nghiệp, công ty 開発 かいはつ KHAI, PHÁT Phát triển 作品 さくひん TÁC, PHẨM Tác phẩm (nghệ thuật, phim, truyện…)

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【練習15】意見文 ①- Bài văn nêu ý kiến①

 電車に乗ると、化粧をしている女性をときどき見かける。彼女たちは、「時間がないんだし、他人に迷惑をかけているわけじゃないんだから、別にいいでしょう」と思っているらしい。確かに忙しい毎日の中、少しでも時間を節約したい気持ちもわかるが、私はそれを見ると、不快な気持ちになる。化粧は人に会うための準備なので、家でするものであり、電車ですべきではない。  電車で化粧をする人たちに、これから会う人の前でもそうやって化粧をするのかと聞くと、しないと言う。一方、自分とは全然関係ない周りの乗客には、化粧する姿を見られても別に構わないと言う。  これは、彼女たちが周りの人たちを風景の一部、壁や座席などと同じだと考えているように私には感じられる。これは大変失礼ではないだろうか。電車で化粧をするということは、そういう印象を周りの人に与えていることに気づいてほしい。   【ふりがな】  電車でんしゃに乗のると、化粧けしょうをしている女性じょせいをときどき見かける。彼女かのじょたちは、「時間じかんがないんだし、他人たにんに迷惑めいわくをかけているわけじゃないんだから、別にいいでしょう」と思っているらしい。確たしかに忙いそがしい毎日まいにちの中、少しでも時間じかんを節約せつやくしたい気持きもちもわかるが、私はそれを見ると、不快ふかいな気持きもちになる。化粧けしょうは人に会うための準備じゅんびなので、家でするものであり、電車でんしゃですべきではない。  電車でんしゃで化粧けしょうをする人たちに、これから会う人の前でもそうやって化粧けしょうをするのかと聞くと、しないと言う。一方いっぽ、自分じぶんとは全然関係ぜんぜんかんけいない周まわりの乗客じょうきゃくには、化粧けしょうする姿すがたを見られても別に構かまわないと言う。  これは、彼女かのじょたちが周まわりの人たちを風景ふうけいの一部、壁かべや座席ざせきなどと同おなじだと考えているように私には感かんじられる。これは大変失礼たいへんしつれいではないだろうか。電車でんしゃで化粧けしょうをするということは、そういう印象いんしょうを周まわりの人に与あたえていることに気づいてほしい。 【問】この文章を書いた人は電車の中で化粧をすべきではないと言っているが、その理由は何か。 1.周まわりの人が人として見られていないように感かんじるから。 2.化粧けしょうをするのは周りの人に迷惑めいわくをかける行動だから。 3.これから会う人に対して大変失礼たいへんしつれいになるから。 4.化粧けしょうする時間を節約せつやくするのは女性じょせいとしてはずかしいことだから。   【答え】 1.周まわりの人が人として見られていないように感じるから。

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【練習19】エッセイ – Bài luận

 日本では季節が生活のいろいろな面に影響している。外国から来た自分にとってそれはとてもおもしろい。  いつも使う駅のそばに、有名な和菓子のお店がある。2月のある寒い日、ちょっと入ってみると、いろいろな形や色をした美しい生菓子(注1)が並んでいた。値段は高かったが、アルバイト代が入ったばかりだったので、一番かわいいのを一つ買って帰ることにした。私は「寒椿」というお菓子を選んだ。いつも公園で見る赤い椿の花を表現したお菓子だ。そのままテーブルにかざっておきたいぐらい美しい上に、食べると味も素晴らしく、感激した。それ以来、「寒椿」のことが忘れられなくなった。でも、次にアルバイト代が入るまでがまんすることにした。月に一度あのかわいい姿と味が楽しめれば幸せだ。  さて3月のアルバイト代が入り、私はわくわくしながらその和菓子屋に入っていった。しかし、あの赤い花はどこにもなかった。お店の人にたずねておどろいた。「寒椿」は冬のお菓子なので、春には売らないのだそうだ。今度あの「寒椿」を楽しむには一年待たなければならない。  本当にがっかりしたが、そこにピンク色の「桜」というお菓子があることに気づいた。私はこの「桜」を買って帰った。これもまたとても美しく、おいしかった。そうか、もう春なのだ。そういえば公園の桜がもうすぐ咲きそうだ。この時、日本人の季節の楽しみ方が少しわかった気がした。 (注1)生菓子:水分を多く含んだ和菓子   【ふりがな】  日本では季節きせつが生活のいろいろな面めんに影響えいぎょうしている。外国がいこくから来た自分にとってそれはとてもおもしろい。  いつも使う駅のそばに、有名ゆうめいな和菓子わがしのお店がある。2月のある寒さむい日、ちょっと入ってみると、いろいろな形かたちや色をした美うつくしい生菓子なまがし(注1)が並ならんでいた。値段ねだんは高かったが、アルバイト代が入ったばかりだったので、一番いちばんかわいいのを一つ買って帰ることにした。私は「寒椿かんつばき」というお菓子かしを選んだ。いつも公園こうえんで見る赤い椿つばきの花を表現ひょうげんしたお菓子かしだ。そのままテーブルにかざっておきたいぐらい美うつくしい上に、食べると味も素晴すばらしく、感激かんげきした。それ以来、「寒椿かんつばき」のことが忘れられなくなった。でも、次にアルバイト代が入るまでがまんすることにした。月に一度あのかわいい姿すがたと味が楽しめれば幸しあわせだ。  さて3月のアルバイト代が入り、私はわくわくしながらその和菓子わがし屋に入っていった。しかし、あの赤い花はどこにもなかった。お店の人にたずねておどろいた。「寒椿かんつばき」は冬のお菓子かしなので、春には売らないのだそうだ。今度あの「寒椿かんつばき」を楽しむには一年待たなければならない。  本当にがっかりしたが、そこにピンク色の「桜さくら」というお菓子かしがあることに気づいた。私はこの「桜さくら」を買って帰った。これもまたとても美うつくしく、おいしかった。そうか、もう春なのだ。そういえば公園こうえんの桜さくらがもうすぐ咲きそうだ。この時、日本人の季節きせつの楽しみ方が少しわかった気がした。 (注1)生菓子なまがし:水分を多く含ふくんだ和菓子わがし 【問1】おもしろいとあるが、何がおもしろいのか。 1. 日本の季節きせつは春、夏、秋、冬の四つであるこ 2.駅のそばに有名ゆうめいな和菓子わがしのお店があること 3.日本の生活には季節きせつが表されたものがたくさんあること 4.日本には美しい形かたちをしたお菓子かしがいろいろあること 【問2】 あの赤い花とは、何を指しているのか。 1.公園こうえんに咲いている椿の花 2.寒椿かんつばきという和菓子わがし 3.公園こうえんでもうすぐ咲きそうな桜さくら 4.桜さくらという和菓子わがし 【問3】 日本人の季節の楽しみ方とはどんなことか。 1.形かたちや美しさを大切にして美しい食べ物を作る。 2.毎月一回和菓子わがしを食べる。 3.前の季節きせつのものをなつかしいと思う。 4.季節きせつに合ったものを楽しむ。   【答え】 【問1】 3.日本の生活には季節きせつが表されたものがたくさんあること 【問2】 2.寒椿かんつばきという和菓子わがし 【問3】 4.季節きせつに合ったものを楽しむ。

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【練習20】旅行案内 – Hướng dẫn du lịch

 富士山は標高(注1)3,776メートルの日本一高い山で、世界文化遺産でもある。登山道が整備されて いるため、毎年何十万人もの人が山頂(注2)を目指すそうだ。私もツアーに参加して登ることにした。  登りはじめは楽だった。でも、3時間ぐらいすると、だんだん岩が多くなり、登りにくくなって きた。その上天気も悪くなり、前も後ろも真っ白でほとんど見えなくなってしまった。そこは ちょうど雲の中だったのだそうだ。何も見えずに、ただ一歩ずつ前に進むしかなく、この時は不安 でつらかった。しばらくすると、急に天気がよくなった。雲が移動したのではない。私たちが雲の 上に出たのだ。足の下には雲が海のように広がっていた。素晴らしい景色を見たら元気が出てき て、目標の山小屋(注3)に予定時間に着くことができた。私たちはそこで一泊した。  次の朝、まだ暗いうちに山小屋を出発して山頂まで登ったが、そこでは大勢の人が太陽を待っ ていた。やがて、薄暗かった空が次第に明るい青色になって、そして空の下の部分だけがオレンジ 色に変わってきた。そして、太陽が静かに昇り始め、まぶしい光が伸びてきた。光はどんどん強く なり、私たちを照らした。山頂はとても寒かったが、太陽の光が当たって身体が温かくなるのを感 じた。  富士山に登るのは大変だったが、登らなければできない素晴らしい経験がいくつもできた。毎年 登る人もいると聞くが、その人たちの気持ちがよくわかる。 (注1)標高:海面からの高さ (注2)山頂:山の一番上 (注3)山小屋:山にある宿泊や休憩や避難などができる建物    【ふりがな】  富士山ふじさんは標高ひょうこう(注1)3,776メートルの日本一高い山で、世界文化遺産ぶんかいさんでもある。登山道とざんどうが整備せいびされて いるため、毎年何十万まいとし なんじゅうまん人もの人が山頂さんちょう(注2)を目指めざすそうだ。私もツアーに参加さんかして登のぼることにした。  登のぼりはじめは楽だった。でも、3時間ぐらいすると、だんだん岩いわが多くなり、登のぼりにくくなって きた。その上天気てんきも悪くなり、前も後ろも真まっ白しろでほとんど見えなくなってしまった。そこは ちょうど雲の中だったのだそうだ。何も見えずに、ただ一歩ずつ前に進むしかなく、この時は不安ふあん でつらかった。しばらくすると、急に天気てんきがよくなった。雲が移動いどうしたのではない。私たちが雲の 上に出たのだ。足の下には雲が海のように広がっていた。素晴すばらしい景色けしきを見たら元気げんきが出てき て、目標もくひょうの山小屋やまごや(注3)に予定よてい時間に着くことができた。私たちはそこで一泊いっぱくした。  次の朝、まだ暗くらいうちに山小屋やまごやを出発しゅっぱつして山頂さんちょうまで登のぼったが、そこでは大勢おおぜいの人が太陽たいようを待っ ていた。やがて、薄暗うすぐらかった空が次第しだいに明るい青色あおいろになって、そして空の下の部分ぶぶんだけがオレンジ 色に変わってきた。そして、太陽たいようが静かに昇り始め、まぶしい光ひかりが伸のびてきた。光ひかりはどんどん強く なり、私たちを照てらした。山頂さんちょうはとても寒かったが、太陽たいようの光が当たって身体しんたいが温かくなるのを感 じた。  富士山ふじさんに登るのは大変たいへんだったが、登のぼらなければできない素晴すばらしい経験けいけんがいくつもできた。毎年 登のぼる人もいると聞くが、その人たちの気持きもちがよくわかる。 (注1)標高ひょうこう:海面かいめんからの高さ (注2)山頂さんちょう:山の一番上いちばんうえ (注3)山小屋やまごや:山にある宿泊しゅくはくや休憩きゅうけいや避難ひなんなどができる建物たてもの 【問1】ほとんど見えなくなってしまった。とあるが、 どういうことか。 1.大勢おおぜいの人がいたので、前が見えなかった。 2.雨が激はげしく降って前がよく見えなかった。 3.雲の中に入ってしまい、よく見えなかった。 4.夕方になったので暗くてよく見えなかった。 【問2】 そことあるが、どこか。 1. 富士山の登山道とざんどう全体。 2.富士山の山小屋を出たところ。 3.富士山を3時間ぐらいの登ったところ。 4.富士山の一番上 【問3】富士山から見た、太陽が昇る様子について正しいものはどれか。 1.空全体が青い色から オレンジ色に変わって太陽たいようが昇る。 2.オレンジ色の空から太陽たいようが昇ると、空が青くなる。 3.空が明るい青色になってから下の方がオレンジ色になり、太陽たいようが昇る。 4.空がまぶしくなってからオレンジ色の太陽たいようが昇り始める 【問4】 この文章を書いた人は富士山登山についてどう思っているか。 1. また登りたくなるぐらい、素晴すばらしい経験ができた 2.つらくて不安なもので、一度登れば十分だ 3.登山道とざんどうが整備せいびされていて楽なので、また行きたい 4.富士山に登るなら、ツアーに参加するのがいい。     【答え】 【問1】 3.雲の中に入ってしまい、よく見えなかった。 【問2】 4.富士山の一番上 【問3】 3.空が明るい青色になってから下の方がオレンジ色になり、太陽たいようが昇る。  【問4】 1. また登りたくなるぐらい、素晴すばらしい経験ができた

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【練習17】説明文 – Bài văn giải thích

 日本では幼稚園や小学校で「おかしも」という言葉を習います。「おかしも」とはどのような意味でしょう。「お菓子も」と書いて「肉や野菜だけでなく「おかしも」食べましょう。」という意味でしょうか。実は、これは災害(注1)や事故などが起きたときに、安全に避難するための注意を一つにした言葉です。「押さない、駆けない(注2)、しゃべらない(注3)、戻らない」という四つの言葉の初めのひらがなを並べたものです。  小学校で一年に何度も行われる避難訓練では、教室を出て校庭に逃げる練習をするのですが、そのとき子どもたちが素早く避難できるように、先生は「おかしも」ですよ。と何度も声をかけます。一年に何度も、避難訓練のためにこの言葉を耳にするので、日本の子どもたちで「おかしも」の意味を知らない子どもはいないほどです。  本当に何かがあったときには、この訓練で「おかしも」を身につけたおかげで子どもたちはこわがったりあわてたりせずに冷静に避難できるというわけです。「おかしも」は子どもたちを安全に避難させるために考えられた工夫なのです。  (注1)災害:地震・台風などの大きな被害が出る出来事 (注2)駆ける:走る (注3)しゃべる:話す    【ふりがな】  日本では幼稚園ようちえんや小学校しょうがっこうで「おかしも」という言葉ことばを習います。「おかしも」とはどのような意味いみでしょう。「お菓子かしも」と書いて「肉にくや野菜やさいだけでなく「おかしも」食べましょう。」という意味いみでしょうか。実じつは、これは災害さいがい(注1)や事故じこなどが起きたときに、安全あんぜんに避難ひなんするための注意ちゅういを一つにした言葉ことばです。「押おさない、駆かけない(注2)、しゃべらない(注3)、戻もどらない」という四つの言葉ことばの初めのひらがなを並ならべたものです。  小学校しょうがっこうで一年に何度なんども行われる避難訓練ひなんくんれんでは、教室きょうしつを出て校庭こうていに逃なげる練習れんしゅうをするのですが、そのとき子どもたちが素早すばやく避難ひなんできるように、先生は「おかしも」ですよ。と何度なんども声をかけます。一年に何度なんども、避難訓練ひなんくんれんのためにこの言葉ことばを耳にするので、日本の子どもたちで「おかしも」の意味いみを知らない子どもはいないほどです。  本当ほんとうに何かがあったときには、この訓練くんれんで「おかしも」を身みにつけたおかげで子どもたちはこわがったりあわてたりせずに冷静れいせいに避難ひなんできるというわけです。「おかしも」は子どもたちを安全あんぜんに避難ひなんさせるために考えられた工夫くふうなのです。  (注1)災害さいがい:地震じしん・台風たいふなどの大きな被害ひがいが出る出来事 (注2)駆かける:走る (注3)しゃべる:話す 【問1】「おかしも」とは何か。 1. 肉にくや野菜やさいだけでなくお菓子も食べようと勧すすめる言葉ことば 2.避難ひなんするときの注意ちゅういを短くした言葉ことば 3.避難訓練ひなんくんれんのとき、教室きょうしつを出て校庭こうていに素早すばやく避難ひなんすること 4.避難訓練ひなんくんれんのとき、子どもたちが冷静れいせいに行動すること 【問2】「日本の子どもたちで「おかしも」の意味を知らない子どもはいないほどです。」とあるが、それはなぜか。 1. 毎日学校で先生から説明せつめいしてもらうから。 2.避難訓練ひなんくんれんをするときにはいつもその言葉ことばを聞くから。 3.大人たちが工夫くふうして考えた言葉ことばだから。 4.お菓子に似ている言葉ことばだから。   【答え】 【問1】 2.避難ひなんするときの注意を短くした言葉 【問2】 2.避難訓練ひなんくんれんをするときにはいつもその言葉ことばを聞くから。

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【練習16】意見文② – Bài văn nêu ý kiến②

 最近、大学だけではなく小中学校でも、成績が悪く授業についていけない生徒は上の学年に進ませずに、もう一度同じ学年で勉強させようという意見が出ている。これは本当に子どもにとってよいことなのだろうか。  まず、一つ目の問題は、クラスの中のつながりが非常に強い小中学校で、自分一人が進級できないと、大変なショックを受ける(注1)ということだ。その上、下の学年の生徒が自分より勉強ができるようになってきたら、やる気も自信もなくしてしまうかもしれない。  もう一つは、同じ内容をくり返し勉強しても、成績は必ずしも上がらないと思われることだ。成績が悪いのは、勉強をする習慣がない、勉強のやり方がわからない、基礎的なことがわかっていないなどが原因であることが多い。これを何とかしなければ、結果は変わらないだろう。  もちろん今の学年の内容がわからないままで上の学年に上がってしまったら、今より難しい内容についていくことはできない。だが、その生徒に対して、ボランティア(注2)が特別に指導をしたりすれば、この問題は改善すると考えられる。  たとえば、授業が終わったあとに、教師になりたい大学生や、退職した(注3)教師が学校に来て、その生徒の問題を知り、その子どもに合った指導をするのである。このようなことをしていけば、やる気をなくすこともなく、上の学年にいても勉強についていくことができるのではないだろうか。 (注1)ショックを受ける:ある原因でとても驚く (注2)ボランティア:お金のためではなく、社会に役立つことを進んでする人 (注3)退職する:仕事をやめる   【ふりがな】  最近、大学だいがくだけではなく小中学校しょうちゅうがっこうでも、成績せいせきが悪く授業じゅぎょうについていけない生徒せいとは上の学年がくねんに進すすませずに、もう一度同いちどおなじ学年で勉強べんきょうさせようという意見いけんが出ている。これは本当ほんとうに子こどもにとってよいことなのだろうか。  まず、一つ目の問題もんだいは、クラスの中のつながりが非常ひじょうに強い小中学校しょうちゅうがっこうで、自分一人が進級しんきゅうできないと、大変たいへんなショックを受うける(注1)ということだ。その上、下の学年がくねんの生徒せいとが自分じぶんより勉強べんきょうができるようになってきたら、やる気も自信じしんもなくしてしまうかもしれない。  もう一つは、同じ内容ないようをくり返し勉強べんきょうしても、成績せいせきは必ずしも上がらないと思われることだ。成績せいせきが悪いのは、勉強べんきょうをする習慣しゅうかんがない、勉強べんきょうのやり方がわからない、基礎的きそてきなことがわかっていないなどが原因げんいんであることが多い。これを何とかしなければ、結果けっかは変わらないだろう。  もちろん今の学年がくねんの内容ないようがわからないままで上の学年がくねんに上がってしまったら、今より難むかしい内容ないようについていくことはできない。だが、その生徒せいとに対して、ボランティア(注2)が特別とくべつに指導しどうをしたりすれば、この問題もんだいは改善かいぜんすると考えられる。  たとえば、授業じゅぎょうが終わったあとに、教師きょうしになりたい大学生や、退職たいしょくした(注3)教師きょうしが学校に来て、その生徒せいとの問題もんだいを知り、その子どもに合った指導しどうをするのである。このようなことをしていけば、やる気をなくすこともなく、上の学年がくねんにいても勉強べんきょうについていくことができるのではないだろうか。 (注1)ショックを受うける:ある原因でとても驚く (注2)ボランティア:お金のためではなく、社会に役立つことを進んでする人 (注3)退職たいしょくする:仕事しごとをやめる 【問1】一つ目の問題とあるが、このような問題が起こる理由は何か。 1. 元のクラスの生徒せいとといっしょに上の学年に行けないから 2.一人だけ授業じゅぎょうが終わってから残らなければならないから 3.自分がクラスの中で一番勉強をしなかったから 4.自分だけが元のクラスの生徒せいとと遊べないから 【問2】結果は変わらないだろうとあるが、どういう意味か。 1.勉強べんきょうができない生徒せいとが上の学年がくねんに上がるだろう。 2.勉強べんきょうができない生徒せいとが上の学年がくねんに上がらないだろう。 3.勉強べんきょうができない生徒せいとが勉強べんきょうがわかるようになるだろう。 4.勉強べんきょうができない生徒せいとが勉強べんきょうがわかるようにならないだろう。 【問3】この問題とは何か。 1.小学校や中学校で上の学年の勉強べんきょうの内容ないようが今より難しくなること 2.勉強べんきょうができない生徒せいとが上の学年に上がったときに授業じゅぎょうを理解できないこと 3.勉強べんきょうができない生徒せいとが授業じゅぎょうについていけないので上の学年がくねんに上がれないこと 4.勉強べんきょうができない生徒せいとにボランティアなどが特別な指導しどうをしないこと 【問4】上の学年の勉強内容についていくために、この文章を書いた人はどうするべきだと言っているか。 1.教師きょうしがボランティアといっしょに授業じゅぎょうのあとに特別な指導しどうをする。 2.ボランティアとクラスのほかの生徒せいとがわからないところを教える。 3.勉強べんきょうの苦手な生徒せいとに合った内容ないようをボランティアが指導しどうする。 4.授業じゅぎょう中にボランティアがわからないところについて教える。     【問1】 1. 元のクラスの生徒せいとといっしょに上の学年に行けないから 【問2】 4.勉強ができない生徒せいとが勉強がわかるようにならないだろう。 【問3】 2.勉強ができない生徒せいとが上の学年に上がったときに授業じゅぎょうを理解できないこと 【問4】 3.勉強の苦手な生徒せいとに合った内容ないようをボランティアが指導しどうする。

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【練習9】あとの内容を予測する① – Đoán nội dung tiếp sau①

読む前に 「確かに、欲しいものが買えたら幸せかもしれません。しかし…」という文のあとには、どのような内容が来ると思いますか。 【問題】  「よい買い物をした」と思うのはどんなときでしょうか。安くてよいものが買えたとき、と答える人が多いかもしれません。  確かに、よい品物を安く買えたとき、私たちはとてもうれしい気持ちになります。「安さ」「よさ」が買い物を満足させるとても大切な要素であることは間違いないでしょう。しかし、これ以外の理由で「よい買い物をした。」と思える商品があります。寄付(注1)つきの商品といって、その売り上げの一部がボランティア(注2)組織などへ寄付されるというものです。値段は安くはないですが、それを買うことで「困っている人の助けになる」ことができます。自分の好きなものが手に入り、同時に困っている人の助けになる。このときも「よい買い物をした」と思えるものです。 (注1)寄付:団体などにお金や品物をあげること (注2)ボランティア:お金のためではなく、社会に役立つことを進んでする人      【ふりがな】 「よい買い物をした」と思うのはどんなときでしょうか。安くてよいものが買えたとき、と答える人が多いかもしれません。  確たしかに、よい商品しょうひんを安く買えたとき、私たちはとてもうれしい気持きもちになります。「安さ」「よさ」が買い物を満足まんぞくさせるとても大切たいせつな要素ようそであることは間違まちがいないでしょう。しかし、これ以外いがいの理由りゆうで「よい買い物をした。」と思える商品しょうひんがあります。寄付きふ(注1)つきの商品しょうひんといって、その売り上げの一部がボランティア(注2)組織そしきなどへ寄付きふされるというものです。値段ねだんは安くはないですが、それを買うことで「困っている人の助たすけになる」ことができます。自分じぶんの好きなものが手に入り、同時どうじに困っている人の助たすけになる。このときも「よい買い物をした」と思えるものです。 (注1)寄付きふ:団体だんたいなどにお金や商品しょうひんをささげること (注2)ボランティア:お金のためではなく、社会に役立つことを進んでする人 【問】この文章で一番言いたいことは何か。 1.安くてよいものを買ったときだけ、よい買い物をしたと思える。 2.商品しょうひんがよかったときだけ、よい買い物をしたと思える。 3.安くなくてもだれかの役やくに立つと、よい買い物をしたと思える。 4.商品しょうひんが悪くてもだれかの役やくに立つと、よい買い物をしたと思える。 ここに気を付けよう あとにどのような内容が続くか予測しながら読むと、読みやすくなる。   【答え】 3.安くなくてもだれかの役やくに立つと、よい買い物をしたと思える。

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