時計がなかったら、不便ですが、たくさんあっても、大変です。
広島県福山市の赤繁さんのうちには時間を音で知らせる時計が560あります。壁に掛ける時計が310、置き時計が210、そのほかの時計が40です。日本でいちばん時計の音がうるさいうちです。560の時計が決まった時間にになると、鳴るのです。
ほとんど古い時計で、そのままにしておくと、止まってしまいます。毎日ねじを巻かなければなりません。赤繁さんは1日中時計のねじを巻いていますから、右手がいつも痛いと言っています。もし一度に560の時計が全部鳴ったら、耳も痛くなってしまいそうですね。でも、みんな古い時計ですから、少しずつ違う時間に鳴ります。ですから、赤繁さんの耳は痛くならないのです。
赤繁さんにちょっと聞きました。
――どうしてそんなにたくさん時計を集めているんですか。
30 年まえに骨董屋で見つけた時計を修理してから、時計が好きになりました。壊れた時計を直すと、動きますね。それが楽しいんです。今も古い時計を見ると、買ってしまいます。もう離れの4つの部屋がいっぱいで、押し入れにも積んであります。
――夜はよく眠られますか。時計の音がうるさくないですか。好きな時計の音ですから、すぐ慣れましたよ。音楽と同じです。
――将来、時計の博物館を作りたいと思っていますか。
ええ。でも、今はお金がありませんから…。しばらくこのままにしておきます。

【ふりがな】
時計がなかったら、不便ですが、たくさんあっても、大変です。
広島県福山市の赤繁さんのうちには時間を音で知らせる時計が560あります。壁に掛ける時計が310、置き時計が210、そのほかの時計が40です。日本でいちばん時計の音がうるさいうちです。560の時計が決まった時間にになると、鳴るのです。
ほとんど古い時計で、そのままにしておくと、止まってしまいます。毎日ねじを巻かなければなりません。赤繁さんは1日中時計のねじを巻いていますから、右手がいつも痛いと言っています。もし一度に560の時計が全部鳴ったら、耳も痛くなってしまいそうですね。でも、みんな古い時計ですから、少しずつ違う時間に鳴ります。ですから、赤繁さんの耳は痛くならないのです。
赤繁さんにちょっと聞きました。
――どうしてそんなにたくさん時計を集めているんですか。
30 年まえに骨董屋で見つけた時計を修理してから、時計が好きになりました。壊れた時計を直すと、動きますね。それが楽しいんです。今も古い時計を見ると、買ってしまいます。もう離れの4つの部屋がいっぱいで、押し入れにも積んであります。
――夜はよく眠られますか。時計の音がうるさくないですか。好きな時計の音ですから、すぐ慣れました時計の博物館を作りたいと思っていますか。
ええ。でも、今はお金がありませんから…。しばらくこのままにしておきます。
【もんだい】正しい答えを選んでください。
1) 赤繁さんはどうして時計を集めているのですか。
① 時計があると、便利だから。
② 時計の修理が好きだから。
③ 時計の音を聞きながら寝たいから。
2)赤繁さんはどうして手が痛いのですか。
① 時計を直すから。
② 時計のねじを巻いているから。
③ 骨董屋からうちまで時計を運ぶから。
3) 時計が鳴っても、どうして耳が痛くならないのですか。
① 押し入れに入れてあるから。
② 時計の音は音楽だから。
③ 鳴る時間が同じではないから。
【こたえ】
1)2
2)2
3)3
